Diary

画面の向こうの選手を触りにいく

再びWEBでのチーム指導が多くなっております。
気分的には慣れてきていて、細かく伝えつつも、こだわりすぎず、どんどん進めていこうという感じで取り組んでいます。

そんななかで、

「画面の向こうの選手を触りにいく」

ふと、そんなイメージが頭をよぎりました。

例えば、ある選手の姿勢や動きを修正したいときに、その選手が目の前にいたら、実際に触りながら微調整をするときがあります。

「あ、もうちょっと右ね」
「左の上での部分が滑らかに回ってないよ」
「動きがカクカクしてるよ」
「お腹絞って」
「しっぽ入れて」
「対角線の肋骨と骨盤を近づける感じね」

文字にするとただの羅列ですが、こんな言葉を実際に選手が目の前にいるのと同じ感じで「フワッと」投げかけていくのです。

そうすると、画面の向こうにいる対象の選手の姿勢や動きが細かく変わります。
さらに面白いことに、こちらの心や身体も柔らかくなっているのです。

このことは、現場ではいつも目の当たりにしたり感じたりしていることですが、WEBでの指導においても同じことを感じるようになってきました。

そんなものは思い込みだと言われるでしょうが…実際に目の前でそれが起きている訳ですから、自分としては肯定するしかありません。

リモートと呼ばれる、まさに技術の進歩が生み出した状況において、「言霊」「言魂」というのが、やはりあるんだな〜と実感する思いです。

とは言え、変に狙いすぎるとこれまた上手くいきません。
いかに自然に、目の前にいるような状況に入れるか、持っていけるか…つまり「自然体」…そんなことがとても重要だろうと考えます。

「言霊」にしても「自然体」にしても、古来より日本に伝わる言葉で、ある意味では意識を表す言葉だと思います。

技術が進歩することで、さらにそういった意識の存在感が際立っていくように感じます。

かなりの制限があり、大会も無くなったり…選手たちは相当に無念さが大きいと思います。
しかし、これによって学べるもの、こうでなかったら学べなかったものもたくさんあるはずです。
そんなことを少しでも伝えていけるように、引き続き精進してまいります。

-Diary

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