Epoch Laboratoryとは

挨拶と概論
― Epoch Laboratory について

初回公開日:2025年4月5日
最終更新日:2025年4月5日

はじめまして。
Epoch Laboratoryをご覧いただき、ありがとうございます。
このページは、はり師・きゅう師として、そしてスポーツコンディショニングコーチとして、日々“人の身体”と真摯に向き合ってきた私が、現場で得た気づきや、本質的な身体の捉え方を共有するために立ち上げた場です。

なぜ、「言語化」が必要なのか?

人の身体は、ただの骨や筋肉の集合体ではありません。しかし、私たちが普段扱う「知識」や「評価」は、あまりにも“表面的な構造”や“目に見える形”に偏りがちです。

とくにスポーツやリハビリ、そして治療の現場では、「腹筋を鍛える」「骨盤を立てる」「ストレッチで伸ばす」…そういった言葉が、まるで“正解”のように使われています。でも本当にそうでしょうか?

実際の動きの中で、選手や患者さんの身体は、もっと繊細に、もっと奥深く“感じて”反応しています。

4つの軸で、身体を読み直す

このラボでは、身体の現象を以下の4つの軸で読み解いていきます。

  • 解剖学的視点:筋・骨・神経とその構造
  • 生理学的視点:呼吸・内圧・循環といった生きた働き
  • 運動学的視点:動作の連鎖、可動性、力の伝達
  • 東洋医学的視点:気血津液の流れ、内なる感覚の調律

誤解をほどき、“動きの真実”を伝える

私がこの場で大切にしたいのは、「分かりやすさ」ではなく「本質に近づくこと」です。

現場では、目に見えない感覚を育て、まだ言葉にならない“違和感”に寄り添うことが何より大切です。

だからこそこのEpoch Laboratoryでは、症例・考察・エクササイズ・講座内容などを通して、一つひとつの現象を丁寧に読み解いていきます。

ライフワークとして

このサイトは、情報を“まとめたもの”ではありません。むしろ、日々の臨床と指導から生まれる問いを、形にしていく旅の記録です。

「わかったつもり」を手放して、「今ここで起きている動き」を、「その人の内側から生まれる変化」を、一緒に見つめていけたら嬉しく思います。


【 Epoch Laboratory 】
監修:東池袋 樫の木鍼灸治療院
冨樫泰彦(とがちゃん)

投稿日:2025-04-05

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