一生懸命取り組んでいるのに、動きが軽くならない。
練習を重ねているはずなのに、スピードも切り返しも鋭くならない。
こうした悩みを抱える学生アスリートは少なくありません。
しかし、この現象は練習内容が悪いから起きているわけではありません。
問題はもっと根本にあります。
取り組み方そのものに“エラー”が積み重なっている可能性が高いのです。
エラーが積み重なる三つのポイント
以下のいずれか──もしくは複数が同時に存在していると、
どれだけ時間をかけても動きは変わりません。
① 観る・聴くポイントを捉えられていない
指導者が伝えた要点を言葉として理解しても、「身体で捉える力」が伴っていなければ、本質は届きません。
情報が“入ってこない身体”では、改善は起こらないのです。
② ポイントを受け取れる身体になっていない
関節の詰まり、感覚の鈍さ、力の入り方の癖──。
これらが残ったままでは、正しい動きの情報が届いても身体が反応できません。
③ 力の出し方が誤った動作で行われている
必要な場所に力が届かず、本来使うべき部位とは別の箇所が過剰に働いてしまう。
これが蓄積すると、疲労ではなく“痛み”の方向へ流れます。
頑張っているのに成果が出ない理由
これら三つのエラーが重なると、
練習は努力ではなく消耗に変わります。
気づかぬうちに、
痛みや怪我のリスクを自分で積み上げているのと同じです。
本来、練習は成長のために行うもの。
それが危険な取り組みに変わってしまう瞬間があります。
成長には五つの連動が不可欠
動きを変えたいなら、次の五つを協調しながら育てていく必要があります。
身体・動き・意識・心・知識
(Epoch Five™)
どれか一つ欠けた状態で積み上げれば、
一時的に成果が出ても崩れます。
五つが揃い、同じ方向を向いたとき、練習ははじめて“未来への投資”になります。
成果が出ないとき、人は「もっと頑張らないと」と思いがちです。
しかし、問題は頑張りの量ではありません。
頑張りの方向です。
動きのキレが生まれないのは、
才能やセンスのせいではありません。
取り組みの質を整えれば、身体は必ず応えてくれます。