Diary 樫の木通信

いつもどこかが…

4時間にわたるチーム・セッションが終わったあとの、個別施術および相談の時間。
2台のベッドの上に、対照的な2人の選手が横たわっていました。

片方のベッドには、強さと柔軟性を兼ね備え、非常に高い身体能力を持つ選手A
今回彼は足首のズレが見つかり、施術によってすぐに改善が見られました。

もう片方のベッドには、膝や腰、足首、手首…複数の不具合を抱えながら、それでも競技に取り組む選手B
彼は「毎日、どこかしらが痛い」と言います。
それでも毎月の施術を継続してきたからこそ、今もプレーを続けられている――本人もそう感じていました。

その言葉を耳にした選手Aは、とても驚いていました。

「え?嘘でしょ?そんな状態で毎日を過ごしている人がいるの??」

この場面は、わたしにあらためて気づきを与えてくれました。
痛みなく動ける人と、日々痛みを抱えながら動く人とでは、世界の見え方や感じ方がまったく異なるということ。
その違いは決して「努力不足」や「過ごし方のせい」だけではありません。
生まれつきの体質なども含めて、どうしても避けられない背景もあります。

「自分の知らない感覚がある」
「自分の知らない日々を過ごしている人がいる」

――この理解を持つことが、とても大切なのです。

選手Bは医学部志望であり、自らの体験が将来にきっと役立つでしょう。
また選手Aには、将来人をまとめたり指導したりする立場になったときに、
「自分と同じように、全員ができると思って話をすべきではない」ということを伝えました。彼も深く頷いていました。

これが現実です。だからこそ、コンディショニングには意味があります。どちらのタイプの人にも、変化の可能性があります。

Epoch Workshop、そして東池袋 樫の木鍼灸治療院は、日々何かしらの痛みを抱えながら過ごす人を、これからも丁寧に誠実にサポートしていきたいと考えています。

-Diary, 樫の木通信

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