Diary

【体幹が使えない選手へ】
スキル練習が上達ではなく「破壊」になる理由

「体幹が使えない」
「体幹が入らない」
「体幹が抜ける」。

その状態のままスキル練習(スキルワーク)を重ねても、上達には繋がりません。
むしろ、破壊に近づきます。

強い言葉に聞こえるかもしれません。
しかしこれは、わたしがスポーツ現場で何度も見てきた「事実」です。

体幹が使えないままのスキル練習は「準備」を崩す

スキルとは、
本来「上手く実施するための技術」です。
しかしながら、スキルがきちんと成立するためには前提があります。

それは、
身体がスキルを受け取れて、コントロールできる状態になっていること

ここが崩れていると、どれだけ練習しても「上達」には向かいません。
逆に、崩れた身体の使い方だけが定着していきます。

走る・跳ぶと腰が反る原因:出力の瞬間に起きていること

歩き出し、走り出し、跳び出し。
こうした出力の瞬間に、胸や腰が「後ろ反り方向」に力が入る選手は多いです。
(いわゆる反り腰のように見えるケースもあります)

本人は「頑張っている」つもりでも、身体の中ではこうなっています。

  • 体幹が先に反応できない
  • 末端(脚・腕)で何とか成立させる
  • 結果として「反り」や「詰まり」で代償する

これは精神論ではなく、身体の準備(反応)の問題です。

体幹は「最初に反応する」:最初の発力点になっている

わたしは、体幹は最初に反応する=最初の発力点だと考えています。

科学的にも、その考えは後押しされます。

ただし、ここで誤解してほしくないのは、
体幹が「先に大きく動く」という意味ではありません。


体幹は先に「反応し」「整う」

これができると、脚の力が通る。腕の力が通る。
逆にここが崩れると、すべてが崩れます。

「運動神経が良い」の正体:反応(準備)の質が高い

一般的に「運動神経が良い」と言われる人は、
反応(準備)の質が高い。

そして、その質の高い/低いを分ける肝は、
脊柱(体幹の柱)の反応の質だと感じています。

だからこそ、最初から動ける人は「軽い」。
無理がないのに強い。
一歩目が速い。
そして、崩れにくい。

これは才能だけの話ではありません。
反応の質は、鍛えられます。

体幹が入らない(抜ける)と、練習は「上達」ではなく破壊になる

体幹は本来、力を「通す」ための部分です。
しかし、体幹がお荷物になると、力が通りません。

その結果、

  • 腰で反って出力する
  • 胸で張って固める
  • 脚・腕だけで頑張る
  • フォームが崩れたまま定着する
  • 最後に痛み・違和感が増える


それは練習ではありません。
ただの破壊です。

まず整えるべきは「体幹の準備(反応)」である

だから、順番を間違えないでください。

スキルの前に必要なのは、
身体の準備(反応)の質を上げること

体幹が「荷物」から「ハブ」に変わる。
脊柱が先に反応し、力が通る。
その土台の上で、スキルを積む。

この順番が、競技人生を変えます。

気づいた人から変わり始める
身体・動き・意識・心・知識
を育てるコンディショニング
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