思い返せば3年ほど前。
オンラインコンディショニングというコンセプトを思いつき、実行しようと動きました。
各選手に向けて、コンディショニングカルテという名前でフィードバックの資料なども作りました(かなり大変でした…)。
ただ残念ながら、当時は多くの顧問の先生やコーチの皆さまにはそれほど理解が得られませんでした。
言い換えますと、WEBでできることの大きなことをまだ想像できなかったのではないかと思います。
残念ながらそれはいまもそうだと感じます。
日本は行政を筆頭に、この部分は圧倒的に遅れていると思います。
民間には多くの優れた人たちがいるにも関わらず…です。
いまこういう状態になって、皆さんがそこに目を向けざるを得なくなりました。
自分自身、なぜいち早くWEBでのコンディショニングに違和感なく取り組んで進めることができたのか?(申し訳ありませんが、ここだけは傲慢な言い方をします。)
実は、当時からいまの姿を思い描いていた部分があったから…そのように思います。
さて、本日(2020.05.17)は高校生男子バスケットボール部のWEBコンディショニングでした。
数日前に、ある選手のプレイ動画を、先生を通して選手たちへの共有をお願いしました。
WEBコンディショニングを開催してから流れを説明し、参加32名の選手たちをブレイクアウトルームで4グループに分け、それぞれリーダーを指名してプレイを見てなにを感じるか?ということをディスカッションしてもらいました。
わたしは、ふらりと各グループを訪れて声かけをしていきました。
最終的に各リーダーからディスカッションの結果を発表してもらい、再度全員でその動画を確認。
観点の共通化と、
課題の共有化を図ったということになります。
それによって、なぜこういうことをやってきたのか?なぜ感覚(身体・動き・意識)が重要なのか?ということの理解が進んだと感じます。
各リーダーの発表内容も非常に的を得ているもので見事でした。
工夫するということの一つの例ではないでしょうか?
画面の向こうで、選手たちの動きが良くなり、お互いの声かけ内容も濃くなり、そしてなによりも活き活きとしてくることをビシビシと感じました。
「非常に良かったです。面白く意味のある時間でした。また会いましょう!」
「ありがとうございました‼️」
みんな元気に帰っていってくれました。
不自由のなかの自由。
決して悲観することばかりではありません。
まだまだできることはたくさんあります。
しっかりと丁寧に後押ししていこうと思います。