Diary

横隔膜へのアプローチ

先日のバスケットボール部コンディショニングから。
横隔膜を動かそうということでアプローチしています。

あまりにもマニアックなところなため、これもまた賛否両論、または??を持たれる人が多いと思います(動画では、ただ動かすだけでなく、さらに細かいところを伝えようとしています)。

しかしながら、きちんと取り組んでいくと、最終的には「なるほど」と納得や理解を持てる選手が多いのも事実です(もちろんすべての人が分かるとは言えません)。

この小さな動きをするために、お腹自体を緩ませたり、お腹を絞るようにして横隔膜をしっかり上げたりということも必要となってきます。それは、色々なところにも影響が繋がってくるわけですが、非常に複雑な話のため、なかなか理解するのが難しいと思われてしまうのも事実です。

ただ、難しいながらも、ここの辺りがスムーズに働いてくると、身体の動きそのものが変わってきます(そのように考えています)。
体幹を使う、股関節を使う、肩関節を使う…そういった大切なことのさらに下というか、奥というか…そのようなところだと思います。
さらに意識との関連がとても強いとも感じますので、やはりこの辺りは「動きの基礎」の一つに当たるのではないかと考えております。
※かなり昔から言っていることでもありますが…基礎の動きではなくて、動きの基礎です。実はここに問題を抱えている場合が非常に多いと思います。

こんなことで何も変わらないと言う人にとっては意味がありません。

ただ、取り組んだことによる実際の現場の選手たちの変化から考えますと…そもそもの動きに難点を感じて、その認識を持っている選手や指導者の方々には、改善および発展していくための重要なヒントになるとも思います。

ちなみにこの時は、認識を深めるために、わたしが2種類の横隔膜の動きを行い、どちらが適切なのか?ということを選手同士で少し話し合ってもらいました。

引き続き丁寧に進めてまいります。

-Diary

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

跳ばないサイド・キック

昨日の高校生女子バスケットボール部とのWEBコンディショニングからです。 選手たちは各自の家で行っておりますので、跳ばないかたちで取り組みました。 お腹、股関節、距骨の使い方と、片足での安定、そして重 …

悪いとは言えないのではないかと…

前日の話と矛盾するようですが…。 痛みはすべて”悪い”のか??と考えます。 痛みを感じるということは生きているということでもありますので、その観点で言えばすべて”悪 …

右足を引きずりながら

大学生バスケットボール選手のパーソナル・コンディショニング。 2週間前に捻挫をしてしまったとのことで、右足を引きずりながらこちらへ来ました。 観察と質問で現況を確認。 2週間以上経っている割には…と思 …

自身への認知と理解を進める

指導チーム(高校生女子バスケットボール部)から、先日プログラムとして伝達したトレーニングに取り組んでいる様子が動画で送られてきました。一部ご紹介します。 なお、こちらの指示ではなく、彼女たちの自主的な …

ウインターカップ2018(2018.12.23)

指導校である文星芸大附属高校のウインターカップ応援でした。 わたしなりに懸念を感じていたところが出てしまい、また緊張からかかなり固い動きで敗色濃厚。 ところが、最大15点ビハインドから盛り返して、これ …

This Page

Conditioning

お問い合わせについて

Diary

About(代表者)

チーム指導の実績

”治療”について

新着記事