Diary

「ずっと下痢でした」見過ごされてきた声に寄り添う施術記録《前編》

高校女子バスケット部での出来事

2024年4月中旬、定期的に伺っているチームでのコンディショニング指導の際、ある選手から個別での相談と施術の依頼を受けました。

高校2年生の女子選手。
ここ最近は練習を休んでいる状態。
腰痛を主訴として整形外科を受診し、いくつかのリハビリ運動を試してみたものの、あまり改善が見られない。
施術に入ると、身体は明らかに“虚”の反応を示していました。

そして、腹部に軽く触れると胃のあたりから下行結腸にかけて強い反応(圧痛と嫌悪感)。
いわゆる“触られたくない感覚”が強く、脈診からも腎虚の傾向が顕著でした。

時間をかけて対話を重ねていくと──

「実は、生まれたときからずっと下痢なんです」
「1日に4回はトイレに行きます」
「食事をしたり、少し動いたりするだけで下ってしまうんです」
※すべて本人談

下痢がずっと続いている」という事実を、医療機関で伝えたことがあるかを尋ねると──
「言ったことはありませんでした」とのこと。

わたしからは、以下のことを丁寧にお伝えし、ご家族とも共有していただくようお願いしました。

  • 医師にこの話をきちんと伝えること
  • 消化器の働きや自律神経の乱れも含めた精密な診断を受けること
  • それを踏まえて、わたしの介入も適切に進めていけること

その場では、胃〜大腸の緊張緩和と、「脾のはたらき(東洋医学でいう固摂)」を高める方向で、軽く調整を実施。

その後、本人から検査結果の報告がありました。
「過敏性腸症候群」と診断され、整形外科的な異常はなしとのこと。

この結果をもって、ようやくスタートラインに立てた感覚でした。

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