本日いらした方は──
- 頭が痛い
- ぼーっとする
- 顔や足裏が熱く火照る
その一方で、手足は冷たく、力も入りにくい状態でした。
こうした「火照りと冷えの交差した状態」は、夏場にとても多くみられます。
熱がこもっているように感じるのに、身体の一部は冷えている。
どこか“うまく循環できていない”感覚。
東洋医学的にも、こうした状態は「表裏のアンバランス」とされることが多く、
わたしが施術で大切にするのは、まず「全体をつなぐ」ことです。
今回は、頭にこもる熱と足元の冷えを調整しながら、
FIRVと手技を中心に、全身を丁寧に整えていきました。
鍼はあえて、ごく少数。
必要以上に刺激せず、“内なる調整力”を引き出すことを大切にしました。
施術後、ふっと表情が和らぎ──
「頭がスッキリした!来た時と別人…」
と、笑顔で話してくださった姿がとても印象的でした。
施術とは「何かを与えること」ではなく、
「回復のきっかけを届けること」なのかもしれません。
そんなことをあらためて感じさせてくれた、今日のひとときでした。