先日のチーム・コンディショニング・セッション。
午前中に6名を治療。
それぞれ本人の訴えとしては、腰椎ヘルニア、足の骨折明け、首肩まわりの張り、腰の痛み、シンスプリント、膝の痛み…。
詳細は伏せますが、やはり色々抱えています。
それぞれに対して、一見すると隠れている誘因や要因を探りながら、説明しながら、調整および治療を進めました。
そのなかで、腰の痛みを抱えている選手(高校1年生)が、午後の全体セッションの最後に、バレーボールではありますがダンクシュートを決めてくれました。
午前中の治療前は、前屈も後屈もだいぶきつそうにしていましたが、動きや姿勢の改善を軸に足やお腹から整えつつ治療を行った結果、
「あれ?曲がります…痛くない…笑」という状態になりました。
その上で、午後の全体セッションに臨んだという流れです。
わたしは日頃から、
・コンディショニングは条件を向上させるために実施する
・治療も痛みなどを改善するだけではなくパフォーマンスをあげるために実施する
などと、偉そうに選手たちに説明させてもらっています。
もちろんそれは、選手たちそれぞれの素質に加え、日々の監督先生の指導と取り組んでいる練習という絶対的な前提条件に対する、ほんの少しの後押しにほかなりません。
ただ今回
「初めて(ダンク)できて、ビックリしちゃいました…」と本人は言っていました。
そういったことから、この日午前中の治療〜午後の全体セッションは、選手の条件向上の一助になったと考えてもいいのではないかと思っています。
様々なところで…治療場面でも、全体でのセッションでも、特筆すべき場面がたくさんあります。
しかし、基本的には写真や動画を撮っている暇がなく、こちらも選手たちも必死に取り組んでいます(自主的に選手が毎回撮影しているチームも、僅かながらあります)。
今回の件も、そういった部分では残念ながら客観的な証拠はありません。
ただ、監督先生、選手たち、わたしが実際に目にしている事実ではあります。
兎にも角にも、
「予防・強化・技術・治療は同一円内にある」
「コンディショニングは条件を向上させるために実施するもの」
これらをぶらさずに、引き続き丁寧に進めてまいります。
Epoch Workshopでは、選手たちやご自身の能力向上のお手伝いをしております。そういった方、ぜひお声がけください。
