Diary

どこかで役に立つ

「冨樫さん、お礼が言いたくて…」

チーム・コンディショニングセッションのあと、ある選手が言いにきてくれました。

なんだろう?と思っていたところ…。

「以前、みんなに向けてしてくれた話を聞いて、自分なりにおかしいな…と思うところがあって病院に行ったんです。」

「あらあら…。」

「そうしたら、網膜剥離が始まっていて、緊急手術になったんです。」

「え…大変だったね…。」

「早めだったから良かったですが、もう少し遅れたら失明していたかも…と言われました。あの時の話が無かったら病院に行かなかったと思います。本当にありがとうございました。」

「いやいや、こちらはなにもしてないよ…。とにかく無事で良かったです。」

上記のような会話でした。

この選手が言っていたわたしの話というのは、これまでの現場で実際に目の当たりにしたこと、さらにその時の自分が気づくことができなく大いに反省しているという、具体的な事実を伝えたものです。

もちろん話している段階で、その場にいる人たちの脳にスムーズに届くなどとは思っていません。

しかし、ウソなく丁寧かつ正直に話をすることが、いつかどこかで、誰かのヒントになる…ということをあらためて教えてもらいました。

やはり”丁寧”と”正直”に勝るものはありません。

そして、わざわざ伝えにきてくれた選手に感謝いたします。

今後の飛躍を祈っています。

-Diary

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