寒い1日でした。
しかし、プレー・動き・手触り・意識の根幹(とわたしは考えている)となるところの、非常に細かい話から進めていきました。
非常に繊細で分かりにくく、変化もすぐに実感しにくいところであるため、話すべき “場” 面 と聞こうとする 雰囲 “気” がとても大切になります。
それは、学生たちのグループに対して一朝一夕にはいきません。
“場”と”気”を高めていくために、何回ものセッションを通じて、丁寧に働きかけを行っていく必要があるのも事実です。
面倒だと思えば面倒です。
回りくどいと言われれば、その通りです。
ただ、これはどうしても…例えその時は少しだとしても、感覚を掴んでもらいたい(掴もうとしてもらいたい)ところなのです。
なぜなら…。
「分かると世界観が変わる」からです。
同時に、伝達者であるわたしが、常に自分自身と向き合うこと、自分自身が変化していくこと、自分自身にダメを出していくこと、自分自身が固定観念を持たないこと…そういった肚が求められます。
そんな時こそ、しなやかで柔らかく相対し話していくべきだと思います(根底に強い意思を置きつつ)。
今日がその時でした。
まずは聞くこと、そして触ること、認知すること。
さらに意識してみること。
こんなとてつもない地味な話に、ああだこうだと楽しそうに取り組める選手たちが素晴らしいです。
無意識に動いたり固まっていたりするところを意識する。
できて、いいところ1〜2秒です。
できてるつもりで、すぐに変わってしまっています。
その事実を認識した上で、しなやかに何度もアプローチしていく…。
選手たちもわたしも、次に繋がる時間となったと感じます。

