現地での男子バスケットボールチーム・コンディショニング・セッション。
このチームは、8割ぐらいの選手が初心者の選手たちです。
そして多くのチームと同様に、このチームも先日までしっかり自粛となっていました。
そのため身体はもちろん、心の部分などもどのような感じだろう?と疑問を持ちながら始めました。
パッと見ると、アップがてらに行ったドリブルシュートもままならない選手たちがちらほらと…。
しかし、とりあえずあまりそこに固執せずに切り替え、いつも通り遠回りの近道…身体と向き合うことから取り組んでいきました。
肩や腕、股関節、エクササイズ、フットワーク…。
理論や理屈とともに、触りながら、動きながら進めていきます。
「あ!これ前にもやった!」
「次はなんですか?」
「おおー、これは変わる!」
「おかしいな、なんにも感じない…」
「僕にもやってください!」
ワイワイ言いながら実施する選手たち。
実は彼らは、身体との向き合いをうまく楽しめるのです。
このことは、彼らの最大の特徴と言っていいかもしれません。
こんな感じで、段々と良い雰囲気になっていく選手たち。
わたしの当初の疑問は杞憂に終わりました。
その後は、股関節を中心とした構え、ストップ、ジャンプ…さらにボール・キャッチからジャンプ・ショットまで進めました。
ここでも、理屈の説明や実演を見て、
「あー、なるほど〜」と認識を深めつつチャレンジする選手たち。
そんな選手たちの実際の動きを見て、監督先生は「いつもと全然違う!良いね〜!」という言葉を、何人もの選手にかけてくださっていました。
いくらか、再スタートへの後押しおよび先への種まきになったと思います。
「遠回りの近道」をしっかり丁寧に歩んでいけるように…と思います。

急がば回れ的な?