Diary

納得感

投稿日:2022-03-23

先日の現地でのチーム・コンディショニング。

はじめの挨拶直後に、とある選手が
「今日、腰が痛くて…できることをやります」と言ってきました。

チラッと見て、たしかに歩くのも辛そうです。
軽い…いわゆるギックリ腰気味であることも確認しました。

とりあえず了解してスタート。

最初の足へのアプローチの実演でその選手を指名。
「とりあえずここに座って〜。」
「痛くて座れません…。」
「じゃ、ゆっくり寝て。」
「はい、足をこちらに。」
「痛くて上げられません…。」
「いやいや、上げられてるよ。」
そんな不毛なやり取りのあと、その選手の足を調整しつつ、全体へ向けて説明と実演。

「痛みがあるのは分かるけど、半分以上は恐怖とも言えます。座れないと言いつつ座っているし、上がらないと言いながら足は上がっています。今日はリハビリを兼ねて別プログラムに取り組んでもらうけど、おそらく終わる頃にはだいぶ改善していると思います。」ということを、全体の前で本人に伝達。

その後、全体への説明・実演・実践・確認を(当然ながら)メインに行いつつ、並行してその選手へ、胸や肩を中心とした小さな動きから中ぐらいの動きの運動を説明し、少しずつ取り組んでいってもらいました。

すぐに姿勢や歩行の速度が変わり、
「変わってきたじゃない。良い感じだよ。」と言ったものの、その選手は、
「分からない…」と返事します。

このパターンは良くあります。
自身への認識が、追いついていないのだと思います。
わたしはこのような場合、返事を軽く受け流し、どんどん次の課題へ取り組んでもらいます。
なぜなら、こちらはその選手の変化をハッキリ認識できているので、引き続きその選手自身が認識できるまで、こちらが意識を持っていけば良いからです。

結果…。

おわりの挨拶の後、その選手も普通の顔をして後片付けをしていました。

「だいぶ分かったでしょ?言った通り良くなったね。」
「はい!楽になりました!」
「今日行ったことをしばらく続けること。それぞれ、できるときに3分とかで良いから。」
「分かりました!」

最初の不毛なやり取りと違い、納得感のあるやり取りになり、嬉しそうな笑顔も見せてくれました。
何かしらの気づきになったと思います。
そして、早めに元気になってくれることを願います。

-Diary

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

頼るのか?

〇〇式、〇〇法、〇〇マシーン、〇〇器…。 良さそうだな〜と感じるものがあります。 実際、良いものもたくさん存在しています。 しかし…。 それに頼るのか? あくまでヒントとして活用するのか? これらは本 …

常になにがスタートなのか?

初めて見るもの、触るもの、動かすもの…この年齢でもそのような体験をすることができています。 非常にありがたいことです。 日々、どうすれば進化するかを考え、あれこれとチャレンジしています。 姿勢をどうつ …

自身への認知と理解を進める

指導チーム(高校生女子バスケットボール部)から、先日プログラムとして伝達したトレーニングに取り組んでいる様子が動画で送られてきました。一部ご紹介します。 なお、こちらの指示ではなく、彼女たちの自主的な …

樫の木通信_捻挫でパンパン

【樫の木通信_捻挫でパンパン】 ※今後治療的な部分については【樫の木通信】として記していこうと思います。皆さまご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。 捻挫でパンパンに足が腫れ上がり、歩くのもままなら …

日々状態は違う

毎日、必ず「まっすぐ座る」時間を多く取るようにしています。 そうすると日々状態が違うことに気がつきます。加えて、そこで自分の身体の崩れも感じとれると同時に、修正がはかれます。 例えばスポーツについて。 …