先日は、午前中バスケットボールチーム、午後は陸上チームの現場でのコンディショニングでした。
足のことを中心に進め、午前中はドライブスキルまで。午後はかなり丁寧に進め、フローエクササイズまで。
これだけ異常な状態が続いたことで、それが心理状況などにも大きく響いてしまっている選手が何人もいました。
本当に気の毒だと感じます。
「いいから前を向いて頑張れ!」と言う気にもなりません。
そんな中ではありますが、チョロチョロと伝えている解剖用語などを覚え、かなり細かな部分を感じとれる雰囲気も出てきています。
もちろん用語を覚えたからと言って、競技性が向上するわけではありません。
それでもなぜ彼らは話を聞いて、覚えるのか?
まず、共通言語を持つことで進みが早くなるということがあります。
そして何より、選手たち自身が、取り組んだことによる変化を感じているのだと思います。
伝達している側から、彼らの顔や取り組み、反応を見ていて、そのことがよく分かります。
このような世の中で、いまできること。
それは、自分自身の身体と動きを徹底的に観ること。ひたすら素直に観ること。
これしかないとすら思っています。
変化を感じられると、選手たちは嬉しそうに笑います。
しかし、それをワザとらしく狙いにはいきません。そんなことをしても意味はありません。
素直に丁寧に、ひたすら伝えるのみです。
