「接骨院に行っていたのだけど、筋肉が凝ってるね〜と言われただけで…。何度か通ったものの結局痛みが引かず、整形外科に行って調べたらヘルニアになっていたんです。
最近は腰を曲げることもあまりできないみたいで…。
冨樫さんどうすればいいですか?」
年始にゲームを観に行った際、卒業して大学でもバスケットボールをプレーしている選手のお母さまから、上記のようなお話を伺いました(弟くんが指導させてもらっている高校にいます)。
「あれ?大学はトレーナーさんいましたよね??そもそもどうなっていたんでしょう…??高校の時は、散々頑張ってもらいましたけど、そんなことにはならなかったのに…。」
「そうなんです。いるはずなんですけど…ちょっと分かりません。」
彼の進んだ大学は、たしかとても”偉いトレーニングコーチ”さんがいらっしゃるはずなんです…💦
なお、お母さまからの間接的なお話ではありますが、おそらくヘルニアが原因ではないと感じ、いくつかのお返事をさせてもらいました。
こういう話はたくさんあると思います。
誰がダメとかいうことではありません。
皆さんそれぞれ言い分もあることでしょう。
ただ、彼の健康な状態を知っている立場から現在の彼の状況を聞くと、高校時代に関わっていた人間の1人として、将来(この場合は現在)に向けての伝達をきちんとできていなかったということを反省しなければいけない…と考えます。
やはり未来から過去へ繋がっている流れもあるのですね。
当然のこととして、その時々で求められる結果に答えられるように最大限取り組まなければなりませんが、かなり多くの場合、人生はその後も続くわけです。
短い期間で燃え尽きてしまうほどの指導や伝達ばかりをしていいのか?という疑問があります。
しかし極端な話、すべてを犠牲にしてでも得た結果によって、続く人生が大きく変わることがあるのも事実です。
どうにもうまく書けませんが…この辺りのことはやはりとてもジレンマを感じます。
結局、彼は後日わたしのところに来るという話になりました。
素直に観て、少しでも後押しになるような時間にできれば…と思います。
