重心のこと、脚の運び、すばやさのアップ…様々ないことを加味して、最近は倒れこみからの3歩ダッシュなるものをセッションの一部に組み込んでおります。
これが…男女、年齢を問わず、できない選手は徹底してできません笑
良い感じになってくる選手がほとんどなので、異様に目立つのです。
総じて見てみますと、いわゆる”頑張る人”や”いつも力を込めている人”が多い感じです(他には、脱力してしまっているような人もなかなか上手くいきません)。
コンディショニング・セッションで行うものの多くは、上手く出来なくてもプレーや生活にパッと見は支障ありません。
しかし、根源から見つめ直してみたときに、大きな問題として浮かび上がってくるのです。
ここで言えば、この3歩ダッシュが良い感じにならなくても走ることはできますし、プレーもできます。
ただ、よく見たときに(場合によってはよく見るまでもないほど顕著な時も多々あります)、例えば、脚が上手く動かない・動き出しが重い・すぐに疲れる・よく怪我をする・痛みがなかなか治らない…そのようなエラーが、上手くいかない3歩ダッシュに現れてしまっている…と言えるのです。
では、3歩ダッシュをひたすら行えば良くなるのか?
それもまた絶対的に違います。
全ては認知・認識を高めるための材料で、例えば3歩ダッシュを切り口に、エラーの原因は?誘因は?普段からできることは?このまま改善しないとどうなる?などといったことを掘り下げていければいいのです。
このように、本当に小さな動きから中ぐらいの動き、そして大きな動きをあれこれと組み合わせながら、選手の気づきを後押ししようとしております。
