「認めることで話が進みます。コミュニケーションも広がります!」
冒頭にそんな話をしました。
そこから進めているなかで、腕の抜力(相手の腕を胸ぐらいの高さまで持ち上げてから、パッと手を離す)の確認も行いました。
終了後、ある選手がわたしのところに来て
「冨樫コーチ!やっぱりどうしても腕の力がぬけません…前にやったときもそうだったんです…」と訴えてきました。
「あー、前もそうだったね。まだダメか〜。」と言いながらプラプラ…。
たしかに抜けません。
普通に考えたらあり得ませんが、上のままで止まってしまいます笑笑
肩や首を柔らかく触ると少し変わりますが、途中で止まります。
本人にその気は無いですが、確実に自分で止めています。
あれ?と思って尋ねました。
「覚えてないかもしれないけど、小さい時にケガとかしてるのかもよ??」
「あ…骨折しました…。」
「それだね。これさ、ブラーンと下がっても何にも当たらないから大丈夫。安心してやってみて。」
結果…下がりました(=抜けました)笑笑
「抜けないのがおかしいと、自分で認めたからこの話になったんだよ。良かったね〜。周りに何もぶつかるものがないことを確認してから、これを行うようにしてください。最初の話と繋がったよ!これでほど良く抜けてくれば、シュートのフォロースルーもきちんと伸びると思うよ。」そんなことを伝えて終わりました。
人を観ること。
どこに何があるか?
何が引っ掛かりになっているのか?
そんな簡単には観えない。
日々鍛錬である。
素直に触る。
それらを認知・認識することで感覚が向上し、何かを伝えることができる…本日もそういうことを体感・実感することができました。
人と触れること、動きを感じること、自分と向き合うこと…やはり楽しいものです。
