
「うわ!やばい!かるい!!」
先日ブログに書いた、中学2年生の選手の叫びです笑笑
先日の簡易調整(といっても4〜5分)のあと、少し姿勢を気にしながら生活していたようです。
今回は練習開始前に少し時間があり、様子を聞くことができました。
「前よりは良いけど…」との答えでしたので、サッと観察しておおむね把握してから、柔らかく触れていきます。
やはり、腕から手がガチガチです。
軽く手を持って肩の高さぐらいまで腕を上げ、力を抜いてね〜と声かけして手を離すのですが…腕が高いまま止まってしまいます。
これは、普通なら腕がプラ〜ンと下がります。
嘘でしょ?と言われると思いますが、本当です。
通常の抜力すらできなくなってしまっているのです。
年齢を問わず、結構多いと思います。
本人も「おかしいな…」とかなり戸惑っていました笑
それから…。
「こっちは行きやすいけど、こっちは行きにくいよね?わかる?」
「うんうん」
という感じのやり取りをしながら、
胸椎の回旋の確認と調整(胸椎5〜6番辺り)、
前腕部の確認と調整(特に大腸経)、
胸椎のストレッチ、
首の確認と調整、
指先および手へのORでの調整…などを実施しました。
時間としては5〜6分だったと思います。
再確認したところ、腕もプラ〜ンと下がるようになってだいぶ抜力できてきたので、調整を終了しました。
そして、本人に確認してもらうために撮った写真が右の写真です。少しはマシになったと思います。
その後、彼はいわゆるシューティング(シュート練習)をはじめたわけですが…そのときに出た言葉が冒頭のものです。
声のトーンや表情から察するに、深く心地よく実感したのだと感じます。
わたしも思わず「良かったね〜!」と言いながら笑ってしまいました。
毎度しつこいですが…グリグリ押したり、バタバタ動かしたりしていません。触る力もごくごく弱いものです。
色々と利点がありますが、身体が改善していくのと合わせて、本人の認知力や認識力(わたしはこれも感覚と位置づけています)も向上するという点においても、かなり役立つと考えております(実際、感じ取れるようになった選手たちは、いきなりグッと成長します)。
自分自身を知ろうとしなければ、身体は改善しません。
同様の意味で、当然ながら運動もスポーツも向上しません。
引き続き、本質を探りつつ丁寧に進めてまいります。