昨日は、指導時間の合間を少し使って選手の調整と修正を行いました。
先日の公式戦が終わってから、股関節が痛くなり脚が上がらないというのが本人の主訴です。
立ち姿、座り姿を観ます。
それから足、股関節、腰、胸、肩、首、頭…をサーっと観てから、以下のようなやり取りになりました笑
「左がおかしいね〜。あれ?股関節どっちが痛いんだっけ?」
「左です笑!」
「あ、やっぱりそうだよね」
※最初に聞いていたのですが、すぐに忘れていました。先日書いた感じです。これが良いとは言いませんが、素直に観るということから考えると有りだと思っております。
その後、
・足首の小さな動きと距骨およびリスフラン関節調整
・前腕に触れてのエラーチェック(大腸経の不具合が、やや三焦経に寄っていっているように感じました)
・胸椎の小さな動き(上部胸椎と下部胸椎それぞれの回旋)による運動
・腕の抜けの確認から肩甲骨、頭蓋骨(左副鼻腔の周囲)、首の調整(C6〜8神経辺りを意識)
・臀部(梨状筋)、ハムストリング、ふくらはぎ、足首周りをORなどで調整
という流れで進めました(師…御薗治療院中村秀一先生からご教授いただいているものを、ふんだんに取り入れさせてもらっています)。
結果として、痛みがなくスッと脚が上がるようになりました。
肩から腕に強く入っていた余分な力も抜けました。
ちなみに、股関節は触らずに終わりました。
本日は朝からしっかり練習できていたと、監督先生からご連絡をいただきました。
なお、(途中手を止めて、他の選手にプレイの指導なども行いつつ)上記の時間は10〜15分ぐらいです。
結果を出しつつ、また迷う(考える)…これ(トライ&エラー)の繰り返しだと思います。
わたしとしては、その瞬間と状態を目の前の選手と深く共有することが最大の目的です。
そうすると心身はきちんと答えてくれて、しっかり改善します。
もちろん、師からはまだまだダメだしを食らうと思います。
引き続き精進を重ねてまいります。
最後にひと言。
「誘因と原因は痛みが出ているところとは別のところにある(ことがかなり多い)」と言えます。
それは、スポーツ動作をはじめとした様々なものに置き換えても同じです。
