負けたらダメ!
負けたら終わり!
勝つ気は無いのか!?
勝つまでやれ!
全部正解だと思います。
わたしも、ずーっとそれを持って生きています(自分自身は様々な能力が低いので、負けの方が多い気がしますが…)。
しかし…それの最終着地点は…。
死んだら負け
死んだら終わり
死んだらいかん
色々なものに巻き込まれて、無情な最後となることもあるのは重々承知しています。
人の命を意図的に奪うような行為は絶対に許せませんし、受け入れられません。
大切な人が死んだら、大きな悲しみに押し潰されてしまうことも分かっています。
しかしその上で…一度の人生、最後の最後に究極の自己否定で終わるのは…どうなんだろう…と。
なんだか、それはものすごく残念な気がします。
死というのは、概念や価値観、知識などから完全に解放されるということではないかと思います(と言っているこの文章自体が概念ですが…)。
負け、ダメ、終わり…と言うのは死んだ本人ではありません。
大切な人の死に直面して、深い悲しみを持つのも本人ではありません。
生きている側がダメだの終わりだのと言い、死んだ側を貶めているのだと思います。
確実に自分も死ぬのに…です。
その死は、すぐ後にくることだってあるわけです。
勝つことも負けることも自然なことで、大きな大きな経験。
軽やかなことも痛むことも自然なことで、大きな大きな経験。
経験に、ダメというものはないのではないかと。
そして…やっぱり死ぬことも自然なこと。
もっと、あるがままに自分の心身や周りの現象を観ること、受け取ることができれば良いのではないか…と。
ただしやっぱりそんな簡単にはいきません。
きれいごとでもあります。
そんなことを思いつつ、今日も呼吸から向き合うのです。
