育成年代のゲームを観ていました。
「やることやって!」
監督さんがひたすらベンチで叫んでいます。
しかし、そもそも…やることやれるように伝達しているのかな…と強く思うわけです。
立ち方、歩き方から始まり…走る動き、止まる動き、進む動き、跳ぶ動き、ボールを取る動き、ボールを投げる動き…かなりの部分でエラーが起こっているな〜とわたしの目には見えます。
とても苦しそうで辛そうで、観ていて非常に切ない気持ちにもなります。
わたしの考えにすぎませんが…身体の動かし方や使い方も、間違いなくスキル(技術)です。
スキルは、全体を見た上で分解したり、それをまた統合したりしながら鍛錬していかなければ、身につかないことの方が多いと思います。
このような状況になってしまっている場合、指導者側がおそらくそれらにきちんと着目したこともないし、これまでのプロセスで自分の観点や概念を変えるような取り組み(本気でもがくこと)をしてこなかったのだろう…と感じます。
それだけ自身のいわゆる能力が高く、困らなかったのかもしれません。
ただただ闇雲に取り組んできて、そういうことには考えが向かなかったのかもしれません。
もちろん、それぞれに環境の違いや言い分もあるということも承知しております。
それでも…。
いま指導者的な立場になっているのであれば、やはり考えなければいけないのではないか?と感じます。
「やることやって!」
このセリフを言う前に、まず自分がやっているのか…?というところを強く自問自答しながら、行動していきたいと思います。
