指導女子チームの大会サポートでした(このチームとは、わたしもベンチに入らせていただくところまでの関わりがあります)。
ちびっ子チームで、愚直にそして正直に動き回って市を勝ち抜き、ブロックもベスト4まで上がってきました。
当然他のチームも同じように勝ち上がってきたチームです。
周囲を見渡すと…1番見映えがしません。
背もかなり小さいですし、まだまだバスケットボールスキルも低いです。
しかし、ひとたびコートで動き出すと一味も二味も違います。
立ち姿、走り方、1歩目の進み方、跳び方など…。
バスケットボールスキルはまだまだ足りていませんが、彼女たちには自分の身体を動かすスキル=「身体運用技術」が育ってきています。
なお、身体運用技術を育てる大切な要素は「気づき・認識・受容・継続」といった辺りになります。
彼女たちの入学以来、普段の監督先生のしっかりとした指導や練習がさらに活きるように、身体運用技術(それに伴う意識も含めて)を丁寧に伝達させてもらってきました。もちろん、闇雲な走り込みなどは一切行っておりません。
さて、今日のゲームでも、これまでのプロセス(あくまで途中経過)がハッキリと表現されたと感じました。
いつもと同じように、今回も自分たちよりかなり大きな相手に対し、途中なかなか上手くいかないストレスを抱えつつ、各アドバイスを受容しながら話し合い、最終的に自分たちで対応および打開をして、しっかりと勝利をものにしました。
最後まで心身が動いたことで、普段の練習成果に加えて、アイデアを出し、実行することができた…そのように言えるところも多分にあると感じました。
このようなゲームの流れを見ていて、頭が下がる思いとともに、久しぶりに心から感動しました。そして試合後に選手たちへ、そのことをきちんと伝えました。
◎心身を動かすスキルを得ようと鍛錬していること。
◎最後まで心身が動くこと、動かそうとすること。
やはり、それによって日々の練習の成果が出るのです(これは、これまでのわたしの現場経験で何度も見ていることなので、あえてハッキリ言い切ります)。
「最後まで諦めないで動きましたね〜。」
試合を観ていた、多くの指導者がそのように言います。
しかし、「なぜ最後まできちんと動けるのか?」
そこまでに思いが至る指導者(特に小中学世代)がほぼゼロに近いのは、残念なところでもあります(それも、これまでの現場で見てきています)。
少し偉そうなことを言ってしまいましたが…まだまだ足りないところだらけの発展途上です。
すなわち、これからさらなる伸びしろがあります。
引き続き、トライ&エラーで丁寧に進めてまいります。
明日の決勝はサポートに行けませんが、大いに楽しんで、伸び伸び、思い切り動いてきてほしいと願っています。
頑張れ‼️
