指導チーム(高校生女子バスケットボール部さん)のある選手が、かなり腰が痛くて困っている…と顧問の先生より相談があり、WEBにてコンディショニングを行いました。
本人としては後ろに反るのがかなり痛い…ということでした。
写真①〜⑤が経過です。
内容をザッと記すと、以下のような流れになります。
◎座っている姿勢の確認
◎前・後・左・右の立ち姿の確認
◎股関節、胸の下、胸の横を触れてもらいながらの動きの確認(どう違うか?)
◎足・股関節・胸椎へ3Sムーヴメントでアプローチ(どこが動いていないか?)
◎股関節・胸椎を中心にフロー・エクササイズ(少し大きな動きで流れを出す)
※ 3Sムーヴメントは、御薗治療院中村秀一先生考案のMBR法からヒントを得て構築しているものです。
①の驚くほど動かなかった時点(ここですでに痛い…と言っていました)から、②のように胸の下に手を当てるだけで変化が出ました(他にも、股関節と胸の横にも触れてもらっています。その中で、胸の下が1番動きやすい状態になりました)。
まずは、この事実(=問題は腰ではなさそうだ…?)を選手自身に認識してもらうことが大切になります。
そして、ここを出発点に3Sムーヴメントやフロー・エクササイズを進めていったということになります。
なお、場所的に横隔膜、肝臓、胃などにも関係しているように思いましたが、話がとっ散らかってしまう恐れがあるため、今回はその辺りはあえて言わないようにしました(何でも言えば良いというものではないと考えております)。
結果的に、腰自体ではなく、股関節と胸周りへのアプローチによって改善が図れたことになりました。
最初と最後の写真=①と⑤を並べてみますと、変化が顕著だと思います。なお、ただ静止状態を撮ったわけではなく、あくまでプレーをイメージした動きを見ています。
定期的に指導している選手のため、わたしの方に彼女の情報がインプットされています。
それもあって、余計に変化は大きかったと思います。
現場で行うものとは比較になりませんが、今出来ること(WEBでの指導)で結果を出すべく、コツコツ取り組むことが肝心だと考えます。
それがゆくゆくは現場での大きな変化にも繋がります。
それを、昨年からの何かと不自由な状況で、ハッキリと認識しました。
いずれにしても、何が原因なのか?
これをすばやく判断することが第一です(そんな簡単にはいきませんが…)。
そして、何度も書いてきておりますが、うまく使えていないところは、ゆっくり・小さく・スムーズに動かすこと(いわゆる3Sムーヴメント)が、ほとんど出来なくなっています。
これは、かなりはっきりと違いが現れます。
そこへ感覚的(身体・動き・意識)にきちんとアプローチしていくことで、短い時間で、負担が小さく、変化が現れてきます。
実際の現場で行う方が絶対的に効果は高いなれど、ご覧のように、WEBという状態においても行うことができます。
引き続き自己研鑽を積みながら、丁寧に進めてまいります。
そして、痛みや動きの不具合で困っている選手の方がいらっしゃいましたら、以下よりお気軽にお問い合わせください。
https://wealth-oak.club/contact/
※この次の日に状況を教えてくれました。
ひとまず良い方向に向かっていると考えます。
↓
「腰はいい感じです。
外を走る前に、昨日教わったことをやったら、身体が軽く、痛みもなくて楽になりました!!」




