「お!まっすぐ座れるようになってるじゃん!すごい!すごい!」
先日のコンディショニングで、ある選手(Sくん)がまっすぐ座ることができるようになっていることが分かり、とても嬉しくなって言いました。
特に、脚がまっすぐになっていて、すごいな〜と感心しました。
脚をまっすぐに座るのは、なかなか難しいのです。
実はSくんは(上にも横にも)かなり大きく、どちらかと言うとその身体を持て余し気味の選手でした。
いまも、まだまだ上手くいっていない部分は多いものの、少しずつ色々なことができるようになってきていました。
WEBでのものも含め、コンディショニングで伝えてきたことが少しは役に立っていることを感じます。
この日も、ほかのことを行っている時などに「だいぶ良くなってきたな〜」と気づいていました。
それは、実施の内容はもちろん、話を聞く姿勢、取り組みそのものなど、様々な面に前向きな表現が現れていたからです。
その上で、座って3Sムーヴメントに取り組んでいるときの姿勢に、明らかに意識そのものから違っていることが見てとれたのです。
日常から意識を重ねてきたのでしょう。そうでないと、ここまで綺麗に変わらないものです。
なかなか文章だけでは伝わりにくいと思いますが…正直に感動しました。
こういう姿を見ることができるのが、指導をさせていただいていての醍醐味とも言えます。
入学当初から考えたら、ものすごい進歩です。
うまくできず、つまらなさそうに、嫌そうにしていたSくんはどこにいってしまったのでしょうか??
もしかしたら、あれは似ている別人だったのか…??笑笑
ただ言えることとしたら、いきなり変わったのではなく、少しずつの気づきを積み重ねてのものだと感じます。
なお、こうなると話も動きもどんどんスムーズになっていきます。
「これがこうで、こうなるんだよね。分かるでしょ?」
例えばこんな投げかけをしても、ハッキリとした顔で「分かる」という意思表示を返してくれますし、色々なことがきちんとできるようになるのです。
実感、共感、理解、認識…色々な言葉が当てはまるようになります。
仲間への伝達も進んで行ってくれます。
成長というのは、こういうところに現れるのだと強く感じます。
姿勢ひとつで、ここまで変わるのです。
なるべく早く、そして全員がこのような状態になれるように…と念じながら指導をしておりますが、なかなかそうはなりません。
毎度、毎度、力不足を実感しますが…、
「こういうのがあるから堪らないんだよな〜。やめられないんだよな〜。」……ということです笑
とても嬉しいことだったので書き残しておこうと思った次第です。
