「これ、去年全然できなかったんだよな〜!」
「そうだね〜。でも、ちゃんとできたでしょ?」
「いえ〜い✌️😊」
前回に引き続いての動画になります。
この動画のエクササイズは、わたし自身も昔に教えていただいたもので、だいぶ以前より選手たちに伝えてきています。
今回、何ヶ月かかけて小さな動きから構築し直して、実践に至りました。
行う前に彼女(中学2年生)は、
「ああ〜、これかあ。嫌だな〜。無理です、出来ないですよ〜。」と言っていました。
しかし、ここまで積み上げてきたことによる、小さな動きへの理解や実践の質、大きな動きや実際のプレイの身のこなしなどを見るに、わたしとしては、出来るようになっていることを確信していました(彼女には見本をつとめてもらうことも多く、1番近くで良くなってきているところを見ていますので、そういうことからも確信を得ていました)。
わたしからは、
「絶対大丈夫だから、できるよ〜!楽勝だよ!」と伝えました。
そして、全員の前で見本として行い、見事なものを披露してくれました。
なお、そのあとの会話が冒頭のものになります。
さらに、全員でも取り組みました。
不思議なことに、こうやって起こった現実は周りの選手たちにも良い形で波及することが多々あります。
段々と、多くの選手がきちんとできるようになっていきました。
その後、脚の出し方、止まり方、体幹から足への力の伝え方、股関節の回旋など、ジャンプに必要な動作の確認を行った上で…ターゲット(バスケットボールゴール)に向けてのランニング・ジャンプへと進んでいきました。
わたしが思った通り、彼女は「パーンッ❗️」と跳ねてゴールネットにしっかりと手が届きました(しかも思ったよりも高く跳べていて、楽に届いていました)。
「初めて届いた〜‼️よっしゃ〜‼️」と大きな声で喜んでいました。
ちなみに、右でも左でも高く跳べていました。
チーム全体としても、跳べた選手が多く出ました。
その様子を動画に撮って、各自に自分の動きの確認もしてもらいました。
さらに、ドリブルやパスからのレイアップシュート、いわゆる3メン、オールコートでの練習を行いました。
走りのキレ、スピード、姿勢なども大幅に良くなっており、これまでの積み上げに加えて、ジャンプへのアプローチは他の動きにも影響を与えるということを実感しました(逆もまた然りどと思います)。
あらためて言うまでもなく、ベースにしっかりアプローチすること、かつ、それを日々積み上げることは、動きそのものを大きく変える可能性が高いということだと実感します。
そうしてこそ、スキルがさらに身についていくものだとも思います。
とにかくこの日、彼女はここまでの長年のバスケキャリアで出来ていなかった部分について、初めての成功を1日で2回体感したことになります。
これはとても大きいことだと考えます。
常に変化は起きているわけですが、彼女自身が自分の進化と変化をはっきり掴めた出来事だと思います。
本当に良かったです。
引き続きしっかり後押ししてまいります。