スポーツのチームについていると、
「この前のゲームでは選手Aが良くて、Bがダメ。どっちかが良いと、どっちかが良くない。両方ダメな時もある。なんであいつらは両方一緒に良くならないのかな〜?」というようなことを耳にします。
昨日のゲームを観ながらふとそんなことを思い出し、自問してみました。
そこで気がついたことは、
「身体というのは相対関係である。つまりどこかの力が入れば、どこかの力を抜ける。」ということでした。
その身体を有機体として、そこから少し意味を拡げるとチームという組織そのものも有機体と言えなくはないと思います。
そうなると、誰かが良くて誰かが良くないということは、起こって当たり前のことだと思いますし、そこにとらわれていつまでも状況を前に進められないような指令係(この場合はコーチなど)では、有機体そのものをダメにしてしまう…それこそお話にならないということだと感じます。
身体は繋がっています。
チームであれば人が繋がっています。
その繋がりは認識の程度によって、全体がうまく動くこともあれば、足を引っ張り合うこともあります。
ひと言でいえばバランスという便利な言葉になるとなると考えますが…。
局所と全体、表と裏、浅いと深い、上と下、右と左…常にそれらを念頭に取り組んでいきたいと思います。
