シャープかつパワフルに前に進もう!ということをテーマの一つにしてコンディショニングに取り組んでおります。
壁をドンと押したり、パートナーを引っ張ったり、最近はダンスステップの「ランニングマン」を行ったりしています。
その前提として、「3Sムーヴメント」すなわち小さくゆっくりスムーズ(small、slow、smooth)な動きができているかどうか?を認識することを重要視しております。
なぜなら、本質的な基礎が崩れている状態で大きな動きをいくら繰り返しても、向上を見込むことができないからです。それどころか、身体に変調をもたらすことになりかねません。
動画では、ただ脚を前後に振ることを実施してもらっています。
いわゆるダイナミックストレッチの1種目です。
ただし条件は「ゆっくり、まっすぐ」です。
非常に簡単なように思えますが…ご覧いただくと分かる通り、ゆっくりもまっすぐもなかなかできないのです。
簡単と思える自分の動きですら、コントロールすることがなかなか難しいということを現しています。
そして普段の動きが、いかに「ごまかしの動き=代償運動」で成り立っているかということの証明でもあると思います。
なお、ここでの課題はそれらを認識するということです。
認識には集中を要します。
少しの時間で良いのです。
そのときに、身体中にはかなりの情報が駆け巡ります。
こういったことの繰り返しが、感覚を育てていくということを、現場での取り組みを通して実感しております。
動画のあとには、最終的には走る練習をしています(陸上部コンディショニング)。
もちろんこれだけではなく、ほかにも様々なアプローチを行っています。
少しずつではありますが、回を追うごとにシャープかつパワフルな走りを表現してくれていることが見てとれます。
引き続き丁寧に進めてまいります。