
コンディショニングでは、
「まっすぐ座ってゆっくり呼吸する」
という動きを、毎回行っています。
そこには、
・身体的なケア
・意識を高める(内観する)
・止まる動きを身につける
・使えていないところの強化…等々
ただ座っているように見えて、色々な目的や狙いがあります。
その過程において、骨盤、頭、足の向きや位置などを選手同士でチェックもしていきます。
さて、写真は中学1年生同士でチェックしてもらったときのものです。
本人は「わたしは(足と脚が)まっすぐだと思っています」という状態です。
チェックしていたパートナーは、よく分からずに…おそらく何も認識できていないに近い状態です。
毎回ではないですが、この時は写真を撮って本人に見てもらいました。
「あれ…?こんなに曲がってるの??」
パートナーの選手にも、
「(見ている場所を変えてもらって)ほら、ここから足を見てごらん。まっすぐではないでしょ?」
「あ、本当だ…」
そして、このやりとりにたくさんのテーマが隠れています。
指導者として、大人として、どう思うか?
選手は何を学ぶことができるか?
もちろん、
なにをどうするのか?
どこを見てチェックするのか?
など、丁寧に説明をしております。
それでもなかなか伝わりません。そこの部分はわたしのさらなる工夫を要するところでもあります。
なお、写真より実物はもっと曲がっているように見えました。
おそらくカメラというのは必ずしも事実を映さないとも思います。
目の前にいる、ご縁のあった選手たちの生涯に少しでも役立つ時間にするために…。
何を見るのか?
何を感じるのか?
何を伝えるのか?
大きくそして重要なことだと思います。