高校生バスケットボール部WEBコンディショニングの様子です。
動画冒頭のプレイは後半に練習したものです。
あらためて言うまでもなく、何のために感覚を高めるのか?
アスリートとしての彼らと向き合う場合、それはプレイとスキルを向上させるためです。
そして、そのための3Sムーヴメントです(slow、small、smooth)。
ただ、そこで育てた感覚は、スポーツ以外の場面、すなわち一生涯にわたって役に立つものだと考えておりますし、そうであるように伝達者として内容のアップデートを重ねていこうと思っています。
さて、今回のWEBコンディショニング。
1〜3年生が混ざっての実施でした。
ちなみに、まだ1年生とは実際に会ったことがありません。
そして当たり前ですが、WEBでの実施は、現地で行う以上に不安がつきまといます。
状態はどうなっているか?
どこまで伝わっているか?
きちんと取り組んでいるか?
何度も実施してきていますが、その度にそれらを非常に繊細に突きつけられる感じがします。
これは、主催者側、参加者側、両方を何度も体験しないと分からないかもしれません…。
内容としては、姿勢、骨盤周り、お腹、呼吸、スタビライゼーション、股関節、ウエイトトレーニング、動きトレーニング、プレイスキルトレーニングという流れでした。
いつもの通り、小さな動きからはじめてプレイまで…というかたちです。
特に3年生の取り組みと反応の良さを強く感じることができました。
途中1年生に対して敢えて苦言を呈しましたが、それについても2年生を中心にしっかり対応してくれたと思います。
とにかく、監督先生方の日頃のご指導とこの環境(パソコン、タブレット、プロジェクターetc)を準備してくださること及びご家族の教育と深いご理解によって無事に開催することができております。
この場を借りて、心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございます。
そして何より、この状況で前を向いている選手たちに頭が下がる思いです。
この環境において、大人と言える年齢の人間としては、選手たちの足りないところを指摘するより、進歩したところをきちんと認識して伝え、それを共に育てていくようなアプローチをするべきだと思っています。
最後に、わたしの行う競技スキルトレーニングでは足りないことは重々承知しております。
しかし、身体・動き・意識からスキルを構築していくことで、選手たちの気づきが大きくなることを感じています。
気づきのための種をまくというのも、指導においてとても重要なことだと考えます。
もちろんスキル面についても、さらなる学びを重ねて掘り下げつつ、引き続き丁寧に進めてまいります。