本日は指導校のゲーム応援でした。
中学生女子バスケットボール部。
区切りとなる3年生交流試合。
近隣中学校5チームでのリーグ戦(6分×2P)。
なお、近隣とは言え、今年度の当県ベスト4以上に入っていた可能性が非常に高い2チームが在籍しています(実際、新人戦では2チームともベスト4に入っております)。
この2チームはライバルとして、良い関係で切磋琢磨してきたようでした。
そのうちの1つが、わたしがコンディショニングに行かせていただいているチームになります。
さて、朝から1〜3試合目を勝ち、最後にその2チームでの試合。
しかしながら、実はチーム事情がかなり違いました。
こちらは3年生6名、そのうち中学からのバスケ経験者(以下未経験者と言います)が3名。
普段であれば、ゲームに出るのは経験者の3年生3名と2年生が中心となっていて、未経験者の3名はあまり出場機会がありませんでした(これが勝利至上における弊害であることは認識しております)。
加えて、この交流試合に体力リザーブ要員としての下級生2名以外は不参加です(コロナ対策という名目)。
それに対して、相手方は下級生も含めてフルメンバー15名での参加でした(この辺の不均等さは疑問でした…)。
その試合の結果は…1点差で勝って、最後のゲームを終えることができました。
なお、この日の6分×合計8ピリオド分、すべて勝利。
さらには全員得点です。
普段あまりゲームに出てこなかった選手たちが、休校期間を乗り越え、当県の代表となる可能性のある選手たちに混ざって試合をしたのです。
もちろん、フルゲームだったら確実に難しかったでしょうし、相手も手を抜いていた感はあります。
しかし、本日のこの環境において、ルールに則って結果を出したのです。
ボールの扱いやシュートなどの部分で少し分が悪くても、リバウンドやルーズボール、1歩目のスピード、トランジションの速さで相手を上回っていたことから導き出されたものでもあると感じました。
なにも、ドリブルやシュートだけが技術ではありません。
身体運用も、大きな大事な技術だということの証明でもあると思います。
もちろん、取るべきリバウンド、抑えるべきディフェンス、決めるべきシュートなどをきちんと行なっているのは言うまでもありません。
やっぱり、やればできるんです…。
彼女たちは、大人もなかなか分からないような話をよく聞いて、しっかりコツコツと取り組んでくれました。
表面的には目に見えない部分、多くの大人が着目すらしない部分…そういうところを、ゆっくり、小さく、スムーズかつ綺麗に動かせるように進めてきたことも、少しは彼女たちの後押しになったかもしれません。
怪我もなく終わってホッとすると同時に、WEBでもコツコツ取り組んでいて良かった…と思いました。
そしてなによりも…。
選手、監督、保護者の皆さまの輪があったこと。
主役である選手たちが、競技における現時点での実力うんぬんを超えて、全員で同じ時を過ごした結果、全員が同じ空気感を持てたこと。
これらが本当に大きかったことは間違いありません。
本日のこの経験は、これからの長い人生における大きな宝物になったのではないかと感じます。
なお、いままでも幾度か見てきましたが…その輪や空気感を壊すのは、決まって大人であるということも申し添えておきます。
とても良いものを見せていただきました。
彼女たちに心から感謝したいと思います。
そして、未来での発展を祈ります。
本当にありがとう‼️
頑張ってください‼️


