少しずつ、選手たちと実地でコンディショニングに取り組む機会が増えてきました。
(もちろん、この先どうなるのかは分かりません。)
そこには、久しぶりの上級生に加えて、初めて会う新入生たちも多くいます。
まだまだ実施できる時間も短く、じっくりと説明をすることもできません(この先は、こうなっていくのだろうとも思います)。
そこで、大きく動く場所である股関節や肩関節へのアプローチを中心に、できるだけ簡単に進めていこうとしています。
それでも変化は出ますし、改善も図れます。
しかし、見れば見るほど、結局は普段の姿勢の大切さを感じます。さらに、体幹部から中心に、意識と動きを改善していかねばならないと思います。
「ゆっくり、小さく、綺麗に動かす」
これはやはり、きちんと落ち着いて取り組むことで身についていくものです。
「なんだそんな重箱の隅をつつくようやことを言って!」と呆れられるとも思いますが、根本へアプローチをしていくことで、例えば重心の移動の感覚が変わり、さらに股関節の動きがスムーズになり、身体の運びかたや脚の出かたが変わってくるのです。
そうすると、止まり方、進み方、跳び方などの習慣が変わってきます。
合わせて、常に自分と向き合うという習慣も身につき、プレーが向上していきます。
こういうことは、方法論でもありますし、かといって方法論だけではありません(面倒な言い方ですね…💦)。
以下、どうしても偉そうな言い方になってしまいますが…あくまでわたしの考えで、決して文句などではありません。
その普段の練習が本当にきちんとできているのか?きちんとやろうとしているのか?なんとなくルーティーンになってしまっていないか?
世に出ているたくさんの動画をありがたく拝見すると同時に、多くの疑問も生じます。
まだまだこの辺りに本気で目を向けている人、気づいている人は少ないとも感じます。
それと同時に、自分の足りなさも痛感しています。
そうとは言え、あれもこれもはできません。
1日1日、丁寧に、目の前の選手たちと取り組んでまいります。

