高校生男子バスケットボール部のWEBコンディショニングでした。
日本全国、中学生も高校生も大学生も、最上級生は本当に悲しい思いをしていると思います。
さらに、このチームは2年連続での監督交代(異動)が重なり、もうなんと言っていいのか…。
特にこの3ヶ月…言ってみれば変わりなく関わっているのがわたしだけになってしまったわけです。
少しでも彼らが元気になれるように、未来に繋がるようにということで取り組んでまいりました。
しかしながら、わたしは所詮部外者です。
結局大会も無くなり、受験へ向けて3年生は高校での部活動を終えることとなりました。
そんななか、今日のWEBコンディショニングには何人かの3年生が参加してくれました。
きっと彼らは区切りの挨拶ということで出てくれたのだと思います。
終わって「これまでありがとうございました…」と言ってくれたのですが、上記の通り、ずっと関わっている大人と言える人間がわたしになってしまいますので、ここは未来に向かう彼らに対して悲しい雰囲気は出せませんでした。
むしろあっけらかんとしながら「ま、人生終わりじゃないし、WEBで終わるのはイマイチなので、ひとまず挨拶は無しにしよう。今度学校に行ったときに話でもしましょう。頑張って!」と答えました。
その後、キャプテンがわざわざ連絡をくれました。
多くの選手たちと監督やコーチの間でこのようなやり取りがあると思います。
この状況でこんな立派なことを大人に対して送る…行間に大きな悔しさや虚しさがあるのを感じます。若者たちの、何とも言えない切なる気持ちを分かってもらいたいので、一部を貼ります。
コロナのせいというかもしれませんが…こういう社会にしてしまった大人の責任はとてつもなく大きいと思います。絶対にもっと他にやりようがあったはずです。無力さを痛感します。
とにかく残念で心が重いです。
未来が明るいものになることを祈っています。
(前略)
冨樫さんには今まで本当にお世話になりました。
(中略)
いつも愛を持って接して楽しいトレーニングにして下さり、また、休校期間中も自分たちのためにと、ネットトレーニングをして下さりと感謝してもしきれません。
本来、大会でいい結果を残して恩返ししなくてはならないのですが、それが出来なくてすごく自分たちとしても残念ですし、申し訳ない思いです。
その分、冨樫さんから学んだこと部活で学んだことを糧に受験等今後の人生頑張っていきたいと思います。
(後略)