早速ですが、変な動きの動画です笑
選手たちとドリブルの動画を見ていたなかで、この動きができた方が良いな…と考えて実施してみました。
このところのWEBコンディショニングでは、プレイの動画などを鑑賞し、それについてディスカッションしたり、それについての感覚づくりを行ったりもしています(と言っても、わたしのバスケットボール知識ではたかが知れてはいますが…)。
コンディショニングでは、姿勢づくりや呼吸へのアプローチをはじめとして、小さくゆっくりした動きから取り組んでいくわけですが、このように分解してしまうと選手としてはなかなかイメージがつかないこともあります。
継続的に取り組んでいくことで、だんだんと意味も意義も理解できてきて、最終的には多くの選手が「繋がりが分かりました」といって卒業していくようになるのですが、その時々では、これが何に繋がるのか?どのような意味があるのか?といった思いを抱く選手もいます。
そういう点からも、プレイ動画などの鑑賞から繋がりを見ていくようなアプローチも必要だと考えています。
またWEBであるからこそ…とも言えると思います。
さて、昨日の高校生男子バスケットボール部でのWEBコンディショニングでは、あるドリブル動作についての動画を確認していきました。
その動画ではもちろん実技も上手く、説明もわかりやすいものとなっておりました。
選手たちが見て真似する、学ぶためにも非常に良い動画だとも思います。
しかし、これはなんでも同じですが、あるものを教わって自分として取り組んでみても、他者から見ると違う…うまくできていないということはよくあります。
さらに本人はそれに気づかず、反復練習ということでひたすらに続ける…その結果、違ったものを身につけてしまうということも多いのではないでしょうか?
そこで、動きそのものを様々な観点から見ることが必要だと考えております。
昨日見た動画では、ドリブルの部分だけでなく、胸椎の動き、肩甲骨の動き、体幹部や股関節の動きなどに目を向けてみました。
動画のなかで本人も言っていない、つまり表面的には語られていない違った視点での話をしました。
その流れでわたしの動画のような動きをできるかどうか選手たちと試してみたのですが…うまくできない選手も結構いました。
この辺の動きのなさ、意識のなさがプレイがうまくいかない一つの原因ではないか?という提示にはなったと思います。
すべての人が同じにはなりませんが、身体・動き・意識の部分から見てみると、上手な選手がなぜ上手なのか?ということが見えてくるときがありますし、その気づきが上手くいかない選手が変わるきっかけになることも非常に多いと感じています。
そういうところを分解して作っているのがコンディショニングのプログラムなのです。
なにを見るのか?
どこを見るのか?
一度にすべてを見ることはなかなかできませんが、先入観を持ちすぎずに、様々な視点から見ることが必要だと考えております。
自分の身体・動き・意識と向き合う。
そのために、引き続き学び、考え、生み出すということを続けていこうと思います。