Diary

距骨がもたらす大きな変化

パーソナルコンディショニング。

高校1年生、男子バスケットボール選手です(左利き)。

彼の所属するバスケットボール部へコンディショニング指導に行っていて、彼とは中学1年生のときからのつき合いになります。
呼吸をはじめとした小さな動きをエクササイズに落としたものに、チームとしても日々取り組んでくれています。

本日は特に痛いところなどはなく、ジャンプ力を上げていきたいとのこと。

まず、解剖アプリなどを使って距骨の説明。

外見、それから各所を触った結果などから、右の方がおかしいことをお互いに確認。

さらに、距骨の水平、回転、回旋、回転などを一つ一つチェックしていきながら距骨調整(意識とイメージも重要)を行いました。
なお、距骨調整と言っても、見た目には触ってるだけにしか見えないものです。

その後、左足はORで調整。

さらに、自宅でできる距骨セルフコンディショニングを伝達。

そこから、やはり自宅でもできるように、軽い重りで筋力トレーニングを数種類実施。
初めてやる種目などはなかなか苦戦しますが、それでもスムーズさがあります。

なお、スクワットというかしゃがみ込みに関しては、彼がここまでしゃがめたのは見たことがありません。
何年か前はもっとしゃがめなく、これでも変わってきていたのですが…。
言ってみれば激変です。

もちろん、すんなりしゃがめる人からしたらなんてことありません。
しかし、そうでない人からしたら、実感を伴う大きな現象が起こったと言えると思います。

距骨調整後にしゃがみ及び立ち上がりを行った彼は、

「これは…チートだ…。」
「革新的…。」
「これはもはや得意分野(笑)」

と呟いて喜んでいました。

他にも「いつもは張ってしまう太ももの張りがない!」という感想が非常に良かったと思います。

ちなみに、彼の場合はここまでの取り組みがありますので、なおのこと反応が良かったと感じます。

わたしがこれまでアプローチしてきた、股関節や肩関節、そして体幹部メインの取り組みでも動きは変わります。
しかし、時間がかかります。
何より選手自身の心身への負担が大きいと思います。

ところが、この距骨へのアプローチから拡げていくようにすると、選手自身が非常に気持ち良さそうに進んでいく感じを持てます。

つまり、選手自身が自ら心身を前進させていくという、前向きな取り組みが促進されるということが言えると思います。

各姿勢についても大きく変化しました。
止まっている時がきちんとしていないと、いい動きはできないと考えておりますので、この結果についても良好と言えると思います。

そんなわけで、負荷と気持ち良さの両方を合わせ持ったコンディショニングが終了。
元気に帰っていきました!

今日の変化を選手と共有するとともに、指導する側のわたし自身がさらなる研鑽を積んでいかねばならないということを強く思いました。

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当方では、チームコンディショニング、パーソナルコンディショニング、1回単位での講習会などを承っております。
競技の有無、年代も問いません。
ぜひお気軽にお声がけください。

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