長い日記として。
本日は、神奈川県の中学女子バスケットボールチームの大会応援に行ってきました。
部員10名で頑張っています。本当に笑顔の素敵な子たちです。
そして何より、監督のT先生やコーチの皆さまの熱意のあるマネジメントによって、バスケットボール経験のない子たちがメキメキと実力をつけていきます。
たまたまのご縁でT先生と出会い、このチームに招かれてちょうど丸3年になりました。
先日、市で優勝し、本日は次に進んだブロックでの大会でした。
今日2つ勝つと県大会が決まるということで、ドキドキしながらも楽しみに応援に行ってきました。
1つ目のゲーム、コートをしっかり使って動き切り、点差的には圧勝でした。しかし、気になる点をいくつか感じました。
リバウンドのジャンプ、その前のブロック、そして反応…。ディフェンスの姿勢、間合い、動き出し…などです。
次の対戦チームがこちらより身長も高く、見た感じミニバスからの経験も豊富そう、さらに1〜2ヶ月前に練習試合で負けたとのことで少し懸念を感じました。
その、次の対戦チームの試合を見ながらT先生より、
「せっかくだから試合までの間に動きとか見てもらえないか?」とのご依頼がありましたので、懸念点の修正に取り組まさせていただきました。
次が勝負、大事な時間をお預かりしました…。
首と肩の位置の修正から、呼吸を整え、押し方(ブロック)、腕の使い方、ジャンプ、ディフェンスの動き出し、間合い…それらを試合前のアップを兼ねて実施していきました。
もちろん、並行してみんなで冗談を言って笑いながら雰囲気づくりも。
結果、コートを縦横無尽に動き回り、全員出場してご覧のスコアでの勝利でした。
T先生、この学校への赴任以来、初の県大会出場を決めました。
ミニバスでの経験や勝利の実績もほとんどない選手たちにとって、本当に自信になったのではないかと感じます。
試合ではもちろんみんな良かったのですが、なかでも中学からバスケットボールをはじめたMさん。
まだ時おり骨盤の操作がうまくいかなくなるときがありますが、しなやかに動く抜群の背骨と股関節を持っています。
さらに、ある意味ミニバス経験がないのも幸いし、素直に取り組むことでスクスクと成長してきました。
そんなMさん。途中から出場し、今日が一番プレイタイムが長かったそうです。
1人だけジャンプの高さとすばやさが違い、リバウンドを完全に制し、ペイント内で魔神のごとく君臨。得点もキャリアハイで一気にチームへ流れをもぎ取ってきてくれました。
頑張りすぎて5ファールしてしまったことも含めて素晴らしい経験だったな〜と思います。
T先生のもと、この仲間みんなでコツコツ取り組んできたことで、本番の大会でバスケットボールの経験のなかった選手の才能が開花するという、とても幸せな瞬間に立ち会うことができました。
きっと呼吸の練習も1ミリぐらいはお役に立てたかな…と思いました。
なお、ワンハンドシュートにチャレンジし、片手でのボール操作がもっとできるようになれば、もう一段階上に行けるな〜と思いながら見ていました。
とにかく、T先生、コーチの皆さん、選手のみんな、ご家族の皆さまおめでとうございます!そしてありがとうございました。
来週は応援に行けませんが、県大会につなげられるようにゲームを楽しんできてほしいと思います。