ある中学校女子バスケットボール部(E校)へ伺ったときにお聞かせいただいたことをご紹介します。
E校でのトレーニング指導をはじめてから約半年、回数にて3回目でした。
選手の多くは中学からバスケットボールをはじめているそうです。
そして、監督(T監督)とともに、T監督のかつての教え子である女性が外部コーチ(Yコーチ)として部の指導にあたっています。
Yコーチはわたしが伺うときにも、いつも選手のみなさんと一緒にとても熱心に取り組んでくれます。
その姿にも刺激を受け、選手のみなさんもこちらが驚くような取り組みをいつもしてくれています。
まさに、目の輝いた若者たちがここにもいることを感じます。
さて、そんなYコーチ、お昼に選手のみなさんに混ざってハーフ・コートでのゲームをしていました。
それをわたしは、
「半年前に比べて、みんな上手になったな〜。動きもあきらかにすばやく、姿勢も良くなっていてすごいな。かっこいいな〜。」と思いながら見ていました。
さらに加えて、Yコーチの動きのキレ味がとてつもなく、
「コーチも半年前に比べて相当動けている・・・。これは、すごい・・・。」と思っていました。
そんなYコーチの姿を見ていたT監督は、
「むかしは、こんな動きできなかったんだけどね〜。なんだかすごいね。」と笑ってらっしゃいました。
さらにT監督は、
「前にも似たようなことをやっていたんだけど、いわゆる丹田のところといいますか・・・仙骨を締めると言っているところがどうもわかるようで、わからなかったんですよね。
それが今回来てもらって、これで3回目ですが、呼吸の深いところなどをしっかり見聞きして、なるほど、そういうことだったのか・・・と理解が進んできました。
長年引っかかっていたところが見えてきました。」ともおっしゃってくれました。
午後の指導開始前、選手のみなさんに、
「たまにしかみんなの姿を見ることができませんが、明らかに半年前より上手になっていると思いました。
さっきのドライブやジャンプ・ショットはなかなかできるものじゃないです。みんなすごいと思います!成果が出てきているとも思います。
これはT監督とYコーチ、そして仲間で頑張ってきた成果だと思います。感謝ですね。
もっと色々なことができるようにみんなでがんばっていきましょう!」
なんてことを(偉そうにも)伝えさせてもらいました。選手のみなさんは、何とも照れくさそうな顔をしながらも嬉しそうでした。
そして、選手のみなさんがどんどん進化していくのを確認することができた上でその日の動きづくり指導を終え、あらためてYコーチと話をしました。
Y「とがしさん聞いてください!わたし、5年ぶりにバック・ボードまで届くようになったんです!」
と「えええ!?それはすごい!!実は、お昼休みのゲームを見ていてもすごいキレ味になってるな〜と思っていたんですよ。」
Y「土日はここで選手たちとコンディショニング・エクササイズや動きづくりのフットワークをしています。平日はこっちに来られないので、仕事が終わってから毎日コンディショニング・エクササイズやトレーニングをしてるんです。そしたらどんどん動けるようになってきました!」
と「それはすごいことですよ。ちょっとブログでご紹介させてもらいますね。ちなみに失礼ですが、ご年齢を伺ってもいいですか?」
Y「もちろんOKです。32歳になりました。」
と「身長は?」
Y「168㎝ぐらいです。」
と「いや〜、ちょっとそれはすごいとしか言葉が出ないな・・・。かなり動けるようになってきていると思うので、かえってケガにも気をつけて少しずつ進めていってくださいね。」
Y「ありがとうございます!」
168㎝あるとは言え、32歳の女性がバック・ボードに届く・・・しかも5年ぶりに・・・と感動すらしてしまう出来事でした(もちろん、トレーニングだけがYコーチのジャンプ力向上に貢献したということではなく、複合的な要因の1つです。ただ、その中の大きな1つであろうとも思います)。
そして、色々な可能性があるということをつくづく感じました。
E校の選手のみなさんの今後の飛躍がとても楽しみです。
そしてT監督、Yコーチ、いつもありがとうございます。
この場を借りて感謝申し上げます。
今後のさらなる発展をお祈りしております。